Organaize City
NYに初めて一人旅行した時、右も左も分からず迷うだろうと思っていた。地図を見ると、街の構造が分かりやすいことに気づいた。すべての通りの名称が2th Avenueとか5th Streetのように数字で構成されている。2thから3th Aveに行きたければ隣の道を目指せば良い。交差点に標識もあるので今自分がどこにいるか直ぐ分る。言語が違えど数字は世界共通のグラフィックなわけで、これは移民の多い都市の知恵なのだろうか。日本と違うなぁと思ったのは電車内の広告だ。ひとつの広告に対して文字量が少ない。写真と文字の関係がとてもシンプルだなと思う。多くの情報を掲載するよりも速度の早いコミュニケーションが求められた結果だ。NYは古い建築と新しい文化が共存した街だが、サインも含めてコンセプトがとてもシンプルだ。東京も速度の早い街だが比べると少し余分な情報量に埋もれている。グラフィックデザインも都市計画の一部だと思った。 2012/05/26